【パース23日AAP】29歳の女性が猛犬マスチフ2匹に襲われ、駆けつけた警察官が犬に拳銃25発を発射して女性を救出した。女性は重体となり、病院に搬送された。
事件はパース南部のマンデュラで22日に発生した。被害者の女性は母親の家の近所から悲痛な子犬の鳴き声が聞こえたため、フェンスを越えて庭へと入っていったところ、2匹の凶暴な犬が女性に襲い掛かった。女性の母親らが救出しようとフェンス越しに女性を引き戻そうとしたが、犬は女性を引っぱって執拗に襲い掛かった。
現場に駆けつけた警察官が犬に向けてスタンガンを使用したが、ほとんど効き目がなかったため、拳銃25発が発射された。1匹はその場で射殺され、もう1匹は市のレンジャーによって処分された。
女性は顔や脚、胴体などに大けがを負い、23日にロイヤル・パース病院にヘリコプターで空輸された。5時間以上にわたる手術が行われ、女性の容体は重体であるものの安定している。医療関係者は、女性が猛犬の襲撃を生き延びたのは幸運なことだと語っている。