【アデレード25日AAP】11月24日に実施された総選挙で自由党が惨敗したことで、アレクサンダー・ダウナー外相が自由党の新党首に立候補するのではないかとささやかれている。
ダウナー外相は25日、次期自由党党首とみられていたピーター・コステロ財相が新党首への立候補を辞退し、任期終了後に政界から引退することを表明したことを受け、自身の立候補については現在検討中であると答えた。
同外相は、「私自身、今後についてはどうなるか分からない。今は今後について検討中。ピーター・コステロ氏の決定については全く予想していなかった」と話した。
ダウナー外相は、「自由党議員は今後の方向性が見出せない状況に陥っている。しかし、現段階では急いで決定を下すべきではない」と話した。 「上級議員らは野党党首の座をめぐり野心的になっているようだが、今はむしろ自由党にとって何が賢明な決定なのかを検討するとき」ダウナー外相。
「誰が党首の座に就いたとしても、11年と半年の間政権を握ってきた自由党にとっては非常に厳しい状況になることは間違いない」と同相は語った。