【ブリスベン27日AAP】今年初めにQLD州北部のタリーで、ガス式の携帯用冷蔵庫を車内で使用していた男性が一酸化炭素中毒で死亡した事件をうけて、同州のジェフ・ウィルソン鉱山・エネルギー相は27日、夏の休暇シーズン到来に向けキャンプ用携帯式ガス器具の危険性を警告した。
ガス式の携帯用冷蔵庫、バーベキュー、暖房機器などは、テント、キャンピングカー、または車内などの狭い空間で使用した場合、致死量の一酸化炭素を放出する危険があるという。一酸化炭素は無色、無臭の気体で、比較的少ない量を吸引しただけでも死亡する場合がある。
ワトソン相は、「これからの夏のホリデーシーズンに向け、悲劇を繰り返さないためにもガス器具の使用注意事項と危険性としっかりと確認する必要があります」と呼びかけた。