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犬の飼い主は要注意、SA州でパルボウイルスの感染が拡大

 【アデレード30日AAP】パルボウイルスと呼ばれる感染症がSA州で流行しており、犬の飼い主らはペットに予防接種を受けさせるよう促されている。

 オーストラリア獣医師会は30日、ここ最近パルボウイルス感染した犬の診察数が増加したことについて監視を行っていると発表した。特にアデレード北部の地域において流行が著しく、あるクリニックではこの6週間だけで35件の感染例が報告されている。

 オーストラリア獣医師会SA州のデビッド・メイソン会長は「パルボウイルスは主として幼い犬や猫に悪影響をもたらし、治療を受けなかった場合、子犬ならばすぐに死に至ります。このウイルスはとても強力なので、死滅させるには獣医師の指導のもとで特別な殺菌剤を用いるしかありません」と述べている。メイソン会長は、パルボウイルス感染症の症状として出血性下痢や嘔吐、食欲廃絶、元気消失などを挙げている。

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