【シドニー2日AAP】2007年度のテレビの視聴率競争は、セブン・ネットワークが勝利した。
2006年度はナイン・ネットワークが僅差で1位を獲得したが、今年はセブン・ネットワークの圧勝だったと言える。
セブン・ネットワークはゴールデンタイムのテレビ番組で平均29%視聴率を獲得。同局は40番組のうち38番組で視聴率トップの座に輝いた。一方、ナイン・ネットワークは昨年29.1%から26.9%へ下がった。また、ゴールデンタイムの全ての番組において、セブン・ネットワークの視聴率はナイン・ネットワークよりも勝っていた。
今年はABC局の視聴率も良く、コメディー番組の「スピックス・アンド・スペックス」、「ザ・チェイザーズ・ウォー・オン・エブリシング」などが高視聴率を獲得した。
一方、ネットワーク・テンの視聴率は昨年の22.3%から21.9%へ落ち込んだ。しかし、同局はターゲットにしていた18歳から49歳の年齢層の視聴率が過去最高を記録し、16歳から39歳の年齢層の視聴率1位の座を維持した。同局は、これまで高視聴率を獲得してきた「オーストラリアン・アイドル」や「ビッグ・ブラザー」などの番組人気が低迷したにも関わらず視聴率を維持できたのは、「サンク・ガッド・ユー・アー・ヒヤー」や「ハウス」などの人気番組があるおかげだと話した。