【キャンベラ３日ＡＡＰ】ヒート・グループが実施した調査で、女性５００人のち約８０％がスーパーアニュエーションの積立金額について全く知らないと答え、また７７％が老後を快適に生活するために必要な生活費用について予想がつかないと答えていたことが分かった。

　ヒート・グループの責任者、ギリアン・フランクリン氏は、同調査の結果について、老後の生活に関してパートナーを当てにしている女性があまりに多いと懸念を示した。

　「男性を頼りにすることはできない。女性の寿命は男性よりも長く、また離婚率が高い現代において、女性は自立した老後生活を送るための十分な資金を蓄えておくことが重要」とフランクリン氏。

　また、女性の平均勤続年数は２０年で、男性の３８年と比較して短い。また、女性の雇用形態はパートタイムである場合が多く、給与も男性職員よりも低い傾向にある。フランクリン氏は、「これらの要素を考慮すると、スーパーアニュエーションの積立金に深刻な不足が生じ、老後の生活に著しい影響を与えることになる」と警告する。「女性はスーパーアニュエーションについて理解し、自分で管理するべき。それ以外に方法はない」とフランクリン氏は語った。