【シドニー4日AAP】保険会社NRMAが4日発表した「視界指標」の調査結果によると、ファミリーセダン車は4WD車よりも後退時の後方視界が悪く、後退時に事故を引き起こす危険が高いという。
同社によれば、住宅の車庫前で子供が車にひかれる事故は毎週1件の割合で発生しており、歩行中の子供の交通事故死傷者数全体の10%を占めるという。
同調査では、後退カメラが設置された車種を含む複数のセダンと4WD車が検査され、カメラが設置された7車種の高級4WD車が5つ星を獲得した。しかし、カメラの設置されていないファミリーセダン車として最も人気のある4車種中3つが0星という最低の判定を受けた。同社スポ―クスマンのパム・ライセスター氏は、「これらのセダン車には、高い後方窓の位置やトランクのために後退時に危険な死角が存在し、大きな懸念事項となっています」と述べ、幼い子供達を事故から守るために、自動車会社に後退カメラを全車種に設置するよう訴えた。