【パース6日AAP】タスマニアの女性冒険家エスター・ナンさん(30)が、3頭のラクダだけを供に5ヶ月半かけて、アリススプリングズからWA州西海岸までの荒涼とした大地3000キロを制覇する旅を無事終わらせた。
ナンさんは、作家ロビン・デイビッドソンさんが1977年にラクダと供に行なった3000キロの旅に影響を受けて、今回の旅を実現させることとなったという。
旅の最中に一度も寂しいと思ったことはないと語るナンさんだが、攻撃的な野性の雄ラクダを銃で撃たなければならなかったなど危険な目にも遭ったという。勇敢なナンさんの今までの冒険話には、インドのヒマラヤの洞窟で3カ月間生活したことや、バス海峡の島々をカヤックで回った経験などが含まれる。
「仕事に就き、住宅ローンを組んで、2人の子供と車を持つというような社会の一般的な人生の流れにはまらなければ、自分を縛るものが何もなく、自由に行きたい所にいけ、本当に何でもやることが可能となるものです」と、ナンさんは語っている。しばらく休みを取った後、次の冒険の計画を立てる予定だという。