【メルボルン9日AAP】メルボルンのアルトナ・ノースにあるウエスト・ゲイト・フリーウェイで9日午後6時45分ごろ、猛スピードで走行していた車が木に衝突し、炎上する事故が発生し、少なくとも4人の少年が死亡したとされる。
メトロポリタン消防団(MFB)の職員によると、ドライバーの少年(18)と、そのほか同乗していた少年3人(17)が死亡したという。
少年らが乗車していた車は1990年代のホールデン車のコモドア。車は後方に回転し、木が車の運転席側の中央部に突き刺さった。車はトランク部分周辺で曲がり、その直後に車が炎上し、車内に残された少年らが閉じ込められた。
リチャード・ワトキンス捜査官は、警察は現在、今回の事故の原因と走行速度、薬物、アルコールなどとの関連性を調査しているとした。災害被害者身元確認チームは、身元の確認作業を行っている。ワトキンス氏は、車内には少なくとも4人の遺体が確認されているが、事故発生当初に伝えられていた5人目の被害者については不明とした。
また、事故を起こした車は、事故発生直前に別の車とカーレースをしていた可能性があると考えられている。
事故が発生したフリーウェイは10日早朝まで閉鎖される予定。
同事故の死亡者を含めると、7日から9日までの全国の交通事故死者数は20人以上におよぶ。そのうち、VIC州での死者数は11人で、同州の今年の交通事故死傷者数は309人となった。