【メルボルン10日AAP】メルボルン大学の研究で、メルボルンは車通勤者数の割合が最も高い州であることが判明した。
シドニーの車通勤者数は101万9000人で全通勤者数の63.4%であるのに対し、メルボルンは102万7149人で73%を占めている。
メルボルン大学の研究者、ジョン・ストーン氏によると、メルボルンはオーストラリアの中で公共交通機関の利用率が最も低い州だという。「メルボルンにはフリーウェイの数が多いことから、便利性の低い公共交通機関を利用しない州民が多い」とストーン氏。
メトロポリタン交通フォーラム(MTF)はメルボルン州民に対し、温室効果ガスの排出量を削減するため、車の使用を避け、自転車や交通機関を利用するように呼びかけている。MTF会長のジャネット・ライス氏は、車で通勤する習慣を断ち切り、環境に優しい通勤手段に切り替えるには、多大な努力が必要になると語った。