【シドニー11日AAP】ステイト・トランジットの副社長、ピーター・ローリー氏は10日夜、シドニーバスのステアリング機構に破損が見つかり、シドニーバス300台が運行を中止し、X線を使用した一斉検査を実施したと発表した。
ローリー氏は、11日朝の通勤ラッシュ時に全バスを運行することは難しいとし、通勤者に警告を発している。「安全性が確保されるまで、バスは運行しない。通勤ラッシュ時までには、出来る限り多くのバスを運行できるように努める。しかし、バス利用者には運行ダイヤに乱れが生じることを予想していただきたい」と語った。
ステアリング機構の破損はバス車庫で発見され、乗客と職員の安全を確保するため、一斉検査が実施された。破損部分の取替え用部品はオーストラリア各地から、またドイツから送られる予定。
バス利用者は交通機関情報ライン131500に連絡すると、交通情報を入手することができる。