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ラッド首相、首相になって初めての国際舞台

 【バリ12日AAP】ケビン・ラッド首相が首相に就任後、初めて海外を訪問しており、12日には潘基文(ン・ギムン)国連事務総長と会談を行い、国際会議の場でのスピーチが予定されている。


 ラッド首相は国連気候変動会議に出席するため11日にバリ入りしており、温室効果ガス排出量削減の2020年までの目標値にオーストラリアが合意することが求められている。

 ラッド首相は、11日にはインドネシアのユドヨノ大統領と30分以上におよぶ会談を行っており、気候変動や貿易、安全保障問題などについて話し合った。ユドヨノ大統領は、ラッド首相が11月24日の選挙で勝利したことを祝福し、今回の会談が「とても建設的かつ実り多い対話」であったとコメントしている。またユドヨノ大統領は、今後もラッド首相と緊密に協力していきたいと述べたうえで、「もちろん時には2国間に問題が生じることもありますが、それは隣国同士にはよくあることです」と語っている。

 また会談中に、ラッド首相はユドヨノ大統領の背後に座っていたインドネシア国家警察スタント長官に対して、バリ爆弾テロ事件などを含むテロ犯罪に取り組んでいることに感謝の意を示した。

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