【アデレード17日AAP】ジェーン・ロマックス-スミスSA州観光相は、今月大規模な山火事で多大な被害を受けたカンガルー島について、観光産業が地域の復興に大きく貢献するだろうと話した。また、同相は、カンガルー島への旅行を計画していた人々に対し、旅行をキャンセルしないように求めた。
今回の山火事で島の4分の1に満たないエリアが被害を受けた。ほとんどのエリアがすでに鎮火、あるいは鎮圧されている。
「カンガルー島の住民は現在非常に厳しい状況下に置かれている。同地域は観光産業に依存しているため、カンガルー島で夏休みを過ごす予定の人は予約をキャンセルしないでいただきたい。それが地元住民を支えることになるからです」とロマックス-スミス氏。
今回の山火事で9万5000ヘクタールが焼失したが、島の主要な町や観光スポットに影響は及ばなかった。
先週、QLD州、NSW州、WA州から約700人の消防隊員が現地に駆けつけ、消火活動を行った。自然保護運動家によると、島が回復するまでには10年近い時間を要する。