【シドニー17日AAP】セブン・ネットワークの報道番組の大御所、ピーター・ミーキン被告が昨年10月4日、3度目の飲酒運転で逮捕された件で、シドニーのダウニング・センター地裁は17日、ミーキン被告に対し原判決を覆す判決を下した。
飲酒運転を認めたミーキン被告は5月、飲酒運転と危険運転の2つの罪状で判決を受けていた。
ヘレン・モーガン判事は控訴審でミーキン被告に対し、原判決の14カ月の週末のみの禁固刑を覆す減刑判決を言い渡した。判事は減刑の理由として、ミーキン被告は酒気検査の呼気テストを行った警官2人に向かって故意に車を走らせたわけではなく、むしろ「不注意」によるものだったと説明した。
モーガン判事はミーキン被告に対し、保護観察のない250時間のコミュニティーサービスを課す判決を下したものの、8年間の免許停止に関して変更を加えることは無かった。
公判後、ミーキン被告は判決結果に安堵の表情を浮かべ、度重なる交通違反について申し訳ないと思っていると語った。ミーキン被告は、自身の問題がセブン・ネットワークの評判に影響を与えてはいないと主張。「国民は、セブン・ネットワークとそこで働く1人の愚か者とを切り離して考えているはず」とミーキン被告は語った。
ミーキン被告は7日以内にコミュニティーサービスを開始する報告をしなければならない。