【キャンベラ18日AAP】オーストラリア健康福祉研究所(AIHW)の報告書で、若者の死亡率は都市部よりも地方・遠隔地のほうが高いことが分かった。
地方・遠隔地での死亡率が高い主な要因は心臓病と交通事故。65歳未満の死亡率に関しては、地方で10%高く、遠隔地では70%も高かった。一方、65歳以上の死亡率は主要都市部のほうが高かった。
AIHWの公衆衛生課のスポークスマン、サリー・ブロック氏は、このデーターには過去10年間で大きな変化が見られていないと話す。ブロック氏によると、地方・遠隔地での死亡原因の内訳は、自動車による交通事故が18%、心臓病が13%、自殺が9%。また、遠隔地での死者の大多数をアボリジニが占めている。ブロック氏は、死亡率の高い原因として、遠隔地での医療施設が不十分であることも挙げた。