【メルボルン21日AAP】VIC州ベンディゴの東約20キロにあるフォスタービルのパーサーベランス・ノースゲート鉱山で、20日午後4時40分ごろ、制御発破作業の最中に坑内にいた11人の労働者が有毒ガスにさらされる事故が発生した。
パーサーベランス社代表マーク・ミッチェル氏の説明によれば、鉱石を取り出すために日常的に行われる制御発破作業の最中に、同事故が発生したという。作業員らは亜酸化窒素、二酸化炭素、一酸化炭素などを含むガスの影響を受けたとみられている。
11人中10人はベンディゴ病院で軽度の呼吸困難のために治療を受け、1人は重度の被害を受けたためにロイヤルメルボルン病院へヘリコプターで運ばれ、安定した状態だという。事故原因の究明のための調査が21日から開始される予定。