【シドニー23日AAP】2年前のクロナラ暴動に似た人種間対立がシドニー南西部のカムデンで高まっており、暴動に発展することが懸念されている。
カムデンでは生徒数1200名のイスラム教学校の設立が計画されており、これに関して暴力をあおるような内容の携帯電話のテキストメッセージが流されている。クロナラ暴動が起きる前にもこのような現象が起きていたため、警察は捜査を行い警戒を強めている。
19日夜にはイスラム教学校設立について話し合う市民集会が行われたが、対立はさらに深まっている。11月上旬には地元住民1000人が学校建設に反対して抗議を行っており、11月下旬には金属性の杭に刺さったブタ2匹の頭部とオーストラリア国旗が学校建設予定地に置かれるという事件が起きている。