【シドニー26日AAP】26日午前10時40分ごろ、シドニー北部海岸のパームビーチで、全長1~2メートルのサメがライフセイバーによって目撃され、ボクシングデーの海水浴客で賑わう海岸が一時的に遊泳禁止となった。
パームビーチのサーフクラブ代表、ジェーソン・ミレットさんによれば、サメが目撃された時には、約60~70人が海の中に入っており、さらに200人以上の海水浴客が海岸にいたという。ミレットさんは、「通常、強い潮の流れなどがあった場合に備えて沖にボートを出しておくのですが、このボートに乗っていたライフセイバーがサメを目撃しました。通常の手順にのっとって、サメ警報を鳴らし、サメの目撃地点をライフセイバーが見張り、さらに警戒のために海岸を閉鎖しました」と状況を説明した。
ライフセイバーが同海域からサメを追い出すまで、約30分間にわたって同海岸は閉鎖された。ミレットさんによればサメは頻繁に目撃されており、「現在、海水が非常にきれいなために、岩場付近でたくさんの魚がみられ、サメはこれらの小魚を狙って岸付近へ近寄ってくるのです。サメは普段でも目撃されていますが、北部海岸地域には人食いサメはいません」と、語った。