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雨水タンクの設置申請数が急増

   【シドニー27日AAP】NSW州政府が雨水タンクへの政府援助金支給制度を開始した今年7月1日から、すでに6500人以上がタンクの設置申請を行っている。

   同州のモリス・イエマ首相によれば、この数値は3億6百万リットルの水、または洗濯機を5百万回まわすのに必要な水を節約するのと同等な効果があるという。同首相は、「毎日のトイレや洗濯機使用に雨水を用いることによって、雨が降った際に常にタンクに水を受け入れる空き容量が存在することとなる。これを奨励するために、政府は雨水タンクの設置に500ドル、さらにタンクをトイレと洗濯機に接続するのにそれぞれ500ドルを支給している」と述べ、雨水タンクのトイレと洗濯機への接続を奨励した。

   10月時点での雨水タンク設置申請者数は約4000人だったが、年末にかけてこの数値は50%以上急増し、6500人を超えた。イエマ首相は、「最近の降雨で、雨水タンクを設置した家は平均95ミリの雨水を集めることができたはず。飲料目的以外の水を水道局の供給水から雨水に切り替えることで、さらに大きな節水効果が期待できる」と、期待を膨らませた。

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