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メルボルンのクラウンカジノには常駐の救急医療隊員が必要?

 【メルボルン30日AAP】メルボルンのクラウンカジノへの救急車の出動件数が非常に多いため、救急医療隊員を常駐させる必要があるのではないかという声が出ている。

 フェアファックス系各紙によれば、毎日1回はクラウンカジノから救急車出動の呼び出しがあり、金曜日や土曜日の夜には最大6回の呼び出しがあるという。2003年以来、同カジノへの救急出動件数は2000件以上にのぼっている。2007年は11月28日までの時点で343件であり、最多理由は心臓疾患で44件、暴力に関連するものが42件、薬物の過剰摂取が22件、精神疾患に関連するものが23件であった。

 リンゼイ・ベント救急医療隊員は「カジノに3~4回出動する日もあれば、5~6回の日もありますし、全く出動しない日もあります。最も忙しいのは、人々がパーティ気分になる週末にかけてです」とコメントし、カジノに救急隊員を常駐させることには賛成だと述べている。

 クラウンカジノのスポークスマンであるゲイリー・オニール氏は、「クラウンカジノには多くの警備員が配備されており、キング・ストリートやクイーン・ストリートのような繁華街と一緒くたにしてほしくありません」とコメントし、同カジノの来訪者数は1日に最多5万5000人で、年齢、文化、民族、社会・経済的背景などの点において多種多様な人々が出入りする「小さな街」のような場所だと述べている。

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