【シドニー31日A A P】N S W州政府の委託で国立薬物・アルコール研究センターが若年運転者(平均年齢24歳)を対象に行った調査によれば、約半数が違法薬物の影響を受けながら運転したことがあると認め、72%はドライバーが薬物を摂取していると知った上で同乗したことがあるという。
デビッド・キャンベルN S W州警察大臣はこの調査結果にショックを受けているとデイリーテレグラフ紙は報じた。
調査員は早朝、郊外のナイトスポットで飲み騒ぐ18歳以上の若者にインタビューを行い、若年運転者の約40%がエクスタシー、30%がアンフェタミン、20%がアイスもしくはコカインを運転前に摂取していたことが明らかになった。
薬物専門家のポール・ディリオン氏は「この報告から、若者の薬物文化が社会に存在していることをより明確に理解できます。彼らは、自分たちだけでなく道路にいる他の人々をも危険に晒しているのです」と懸念を示した