【シドニー７日ＡＡＰ】カンタス航空は、燃料費の高騰のため、１月１７日以降に発行される海外航空券に対し燃料サーチャージを値上げすることを発表した。

　オーストラリアから英国への燃料サーチャージは２５ドル値上がりし、１８５ドルから２１０ドルになる。米国本土、カナダ、南アフリカ、インドなどへのアウトバウンド飛行に対するサーチャージは２０ドルの値上がりで、１４５ドルから１６５ドルへ。アジア、太平洋諸島、ホノルルなどへのフライトは１５ドルの値上がりで、１０５ドルから１２０ドルへ。ニュージーランドへは１０ドルの値上がりで７０ドルとなる。

　カンタス航空の統括マネジャー、ジョン・ボルゲッティー氏は、「ＷＴＩ原油価格が先週、１バレル１００米ドル（１１５.０８豪ドル）を突破した。シンガポールケロシンでは現在１バレル１１４米ドルで取引きが行われている」と語った。

　ボルゲッティー氏は、現時点ではオーストラリアとニュージーランドの国内航空券に対する燃料サーチャージの２６ドルに変更はないとした。