【シドニー10日AAP】ほぼ5人に1人のオーストラリア人が充分な睡眠を取っておらず、また、高齢になるにつれ、その割合が高くなることが、最近の調査で明らかになった。
10日発行のインターナルメディスンジャーナルによると、18%の成人が、理想の睡眠時間と言われる8時間を大きく下回る6.5時間以下しか睡眠を取っておらず、しかも12%は、日中でも、極度な眠気を持続的に感じているという。
また、高齢者や男性、うつ病の症状がある人々は、ほぼ例外なく、日中における慢性的な眠気を経験している、とも報告された。
睡眠心理学者で、この調査報告記事の責任者でもあるデルウィン・バートレット博士は次のように語った。「人々の慢性的な睡眠不足が、国内の公衆衛生に与える影響は大きい。今回の調査では、平日の睡眠不足を、週末に「寝溜め」することで解消する人が多いことが明らかになったが、週末にしっかり睡眠を取ることができなかったら、燃え尽き症候群のリスクを高めることにつながり、社会的にも仕事上でもいい結果を得ることができない」