【シドニー12日AAP】オーストラリア政府は、宣伝に使われる価格表示について、別途にかかる料金や税金を含んだ価格の表示を義務付ける法律制定を検討している。
特に航空チケットの宣伝価格には基本料金しか表示されておらず、実際には税金などの別途料金が発生する場合が多い。カンタス航空のジョン・ボーゲティ専務取締役は「別途料金という形にしている理由は、燃料価格が下がったときにチケット価格に反映させることができるからです」と反論している。
消費者団体「チョイス」のゴードン・リノーフ氏は、自動車業界やオンラインビジネスでも、同様に別途料金を含まない価格表示が見受けられると述べている。