国際

豪政府、反捕鯨活動家に節度ある行動を呼びかける

 【シドニー12日AAP】環境保護団体グリーンピースはキャンペーン船「エスペランサ」号が南極海で日本の捕鯨船団を発見し追跡を行っていると発表した。これを受けて12日、オーストラリア政府が反捕鯨活動家らに対して自制心を働かせるようにと呼びかけた。グリーンピースの活動家は捕鯨船の銛と標的のクジラとの間に割って入る抗議行動で有名である。

 クリス・ボーエン豪財務相補佐官は「実際に外海にいる活動家たちは、非常に気をつけなければなりません。自分の身を危険にさらすだけでなく、周りの人までも危険にさらすことになるため、自制心を働かせる必要があります」とコメントしている。

 一方、オーストラリア政府の巡視船「オセアニック・バイキング」号は8日、日本の捕鯨船団の監視のためオーストラリアを出港した。ボーエン補佐官は巡視船の現在の正確な位置については分からないと述べており、政府が巡視船の日ごとの位置や活動状況を公表するかどうかについても分からないとコメントしている。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら