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ベジ・クラッカー、自主回収へ 大量摂取で嘔吐や下痢の可能性

 【ブリスベン13日AAP】ティクサナ・オーストラリアは、自社が製造するピランハ・ベジ・クラッカーに異常なレベルの天然由来の化合物が含有している恐れがあることから、国内で販売している25グラムと100グラムのピランハ・ベジ・クラッカー製品の自主回収を発表した。

 当局によると、同製品を大量に摂取した場合、嘔吐や下痢などの深刻な症状を発症する可能性があるという。

 今回の自主回収は、同製品を日本へ輸出した際に、検疫所の検査で承認を得られなかったことがきっかけで決定した。

 クラッカーはキャッサバから作られている。キャッサバには青酸配糖体が含まれており、適切に分解されなければ体に悪影響を及ぼす。

 QLD州保健省の公衆衛生のリンダ・セルビー部長は同製品を購入した消費者に対し、処分するか、あるいは店に返品するように促した。セルビー氏は、「特に子供の場合、呼吸や脈拍が速くなり、めまいを感じ、頭痛、腹痛、嘔吐、下痢などを発症する可能性がある」と警告。「深刻なケースでは、精神的な混乱、筋肉のけいれんなども見られる」とセルビー氏。

 大人の場合、100グラムの袋を1度に3袋摂取すると体に影響がみられる。一方、小さい子供の場合はそれ以下の量で影響が出るとされる。

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