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NSW州 4万8000人の患者が依然として手術待機リストに

 【シドニー14日AAP】コモンウェルスは14日、各州の手術待機リストの患者数を減らすために1億5000万ドルの資金提供をすることを決定し、そのうち29%をNSW州政府が受け取ることになった。これにより、同州は4300万ドルの資金を受けることになるが、4万8000人以上の患者が依然として手術待機の状態のままとなる。

 レバ・ミーガーNSW州保健相は、今回の資金提供により、手術待機リストに載っている8700人以上の患者がその恩恵を享受することになると語った。

 一方、NSW州野党は、閉鎖されたベッドの再利用や医師と看護士の採用拡大への公約を求めた。NSW州野党保健スポークスマン、ジュリアン・スキナー氏は、「今回の資金提供を大いに歓迎するが、これはNSW州の医療予算の0.4%にしか過ぎず、NSW州の医療システムに抜本的な改革をもたらすにはあまりに少ない」と語った。

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