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日焼けマシン、皮膚がんの発症を98%高める

 【ブリスベン14日AAP】放射線防護原子力安全局が実施した新研究の結果、日焼けマシンを利用する35歳未満の人は、メラノーマを発症する可能性が98%も高くなることが明らかになった。メラノーマは最もまれな皮膚がんではあるが、発症すると死亡に至る確率が高い。

 研究によると、日焼けマシンを1度使用しただけでメラノーマを発症する確率は22%高くなる。

 クイーンズランド医学研究所(QIMR)の科学者、ルイザ・ゴードン氏は、近年日焼けサロン業界が急成長していることを考慮すると、今回の結果は非常に懸念されるとした。

 ゴードン氏によると、メラノーマと診断される豪人は年間9500人以上で、1100人以上が死に至る。また、死亡したケースのち、12件から62件が日焼けマシンを使用したことが直接的な原因となっている。同氏は、現行の自主基準では、18歳未満の人や色白の人は日焼けマシンの使用が禁止されているが、今後は法律で規制されるべきと主張。「日焼けマシンは屋外の太陽よりも強いUVBを放射するので非常に危険」とゴードン氏。

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