【ニューヨーク25日AAP】22日にニューヨークのマンションで死亡しているのが発見されたオーストラリア人俳優ヒース・レジャーさん(28)の遺体が、故郷パースに向けて出発した。
告別式がニューヨークのマンハッタンで行われ、現地入りしたばかりの父親キムさんと母親サリーさん、姉ケイトさん、元フィアンセのミシェルさん、2歳の娘マチルダちゃんなど、身内や親しい友人のみが出席した。レジャーさんの遺体が霊柩車に運び込まれると、通りにはパパラッチや報道陣など50人以上が押し寄せ、ニューヨーク市警が警備にあたった。レジャーさんの葬儀は来週パースで行われる予定。
死因はまだ特定されていないが、ニューヨーク市警は、処方薬を過剰摂取したことによる事故死だとの見方を強めている。レジャーさんのマンションからは、不眠症や不安神経症の治療薬を含めた6種類の処方薬が発見されている。
また、レジャーさんが死亡していたマンションは、友人の米女優メアリー・ケイト・オルセンさんから借りていたものであったため、オルセンさんに対するマスコミの注目が集まっている。オルセンさんは「ヒースは友人でした。彼の死は悲劇的な出来事です。ご家族のご心痛を心よりお察しいたします」という声明を発表している。