【シドニー29日AAP】フランスの大手保険会社、AXAが世界の26カ国の労働者と退職者を対象に実施した「退職に関する調査」で、オーストラリアは退職後に住みたい国のナンバー1であることが明らかになった。
退職者にとって、オーストラリアのリラックスした生活スタイルや気候が魅力の要素となっている。一方、オーストラリア国民はニュージーランドを選んだ回答者が多かった。1位のオーストラリアに続き、米国、スイスがランクインした。
また調査では、オーストラリア国民の3分の2が退職後の生活資金についての意識が低く、生活に必要な具体的な費用についても認識していないことが分かった。
フランス、スペイン、インドネシアの人々は退職後の生活に関する意識がオーストラリア国民よりもさらに低かったが、一方で、マレーシアなどの国では労働者の半数以上が「退職後の収入について明確である」と回答した。
同調査によると、退職後のオーストラリア国民の平均収入は月に1917ドルであるのに対し、平均の家計費は月に1437ドルだった。