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エイズ感染したまま売春を続けた男、250人に感染の恐れ

 【キャンベラ30日AAP】死に至る可能性もあるエイズウイルスに感染していながら売春行為を続けていた男の性産業従事者、へクター・スコット(41)が、性病に感染していることを知っていながら報酬目的で性的サービスを提供していた罪と性産業従事者として登録を怠っていた罪で起訴された。

 スコット被告は1月初旬にACT治安判事裁判所で起訴されていたが、その時点では性病の詳細は分かっていなかった。ACT保健局長官のチャールス・ゲスト医師は30日、同被告のHIV検査結果が陽性だったと発表。関係当局は同被告が最近連絡を取ったとみられる約250人に対し、電話で連絡を取り始めている。この全員が同被告と性的関係を持ったかどうかは不明。ゲスト医師は、「プライバシーを考慮して、性病の検査結果を公表することは通常めったに行わないことですが、30日午後から同被告と最近連絡を取った人々への電話連絡を始めることになっており公共へ情報が流れることになります。そのため、ここで公表することとなりました」と説明した。

 2007年に同被告はキャンベラで「アダム」と「ジョシュ」の名前を使って売春の広告を出していたが、性産業従事者としては未登録だった。同被告と関係があったと思われる人は、一般医、キャンベラ性保健センター、またはACT保健局1・800・000・974まで至急連絡を。

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