【シドニー12日AAP】バレンタインデーに心をときめかせる人もいるだろうが、大部分の人にとって2月14日は不愉快な日であり、特に落ち込み気味の人にとっては憂鬱な1日となるだろうと、精神衛生の専門家は警告を出している。
西シドニー大学のメグ・スミス教授は、「うつ病の人は日常的に自分に魅力がないと感じたり、孤独感や挫折感を持ってしまいます。バレンタインデーで恋愛感情がこみ上げてくると、普段のこれらの感情がコントロールできなくなり、他人を避けるなどの行動に出てしまう場合があります」と説明し、バレンタインデーは愛を祝福する日であるはずだが、昨年に配偶者やパートナーを亡くした人や、また現在恋愛相手がいる場合の人でも憂鬱な1日となる場合があると語った。
同教授は、2月14日が憂鬱な日と感じる人に対し、同じ状況に置かれた人は他にも沢山いることを忘れないでくださいと語り、「この日を誰かと過ごす良い機会にして下さい。友人とお茶を飲みに行ったり、誰かを心から褒め称えたり、外へ出て他の人と語りあって下さい」と呼びかけた。