【シドニー14日AAP】2カ月以上にわたって雨が続いているシドニーの貯水率が66.4%となり、貯水容量の3分の2を超えて、過去6年間の最高貯水率に近づいていることがシドニー集水管理局の報告で明らかになった。
昨年の同時期の貯水率は36.9%で、クーネルの海水淡水化プラント建設が引き金となり、2007年2月8日に33.9%にまで落ち込んだあとだった。この建設事業には18億ドルがつぎ込まれており、来年末に終了する予定だが、これにより2.5億リットルの飲料水がシドニーに供給される見込みである。
NSW州野党の水道スポークスマンであるクリス・ハッチャー氏は14日、貯水量は充分になったのでプラント建設計画は破棄されるべきであるという声明を発表した。