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NSW州で、消防隊員1500名がストライキ

 【シドニー15日AAP】NSW州で消防隊員1500名が15日午後、1時間のストを決行した。消防隊員によるストは30年以上ぶり。

 消防隊労働組合は物価上昇に見合った賃上げ率3.5%を要求しているが、州政府は2.5%を提示している。話し合いが合意に至らないため、15日午後5時から6時までの1時間、消防隊員らは職務放棄という行動に出た。

 NSW州消防隊労働組合のサイモン・フリン書記官は「1970年以来、消防隊員がストを行ったことはありませんでした。隊員たちは憤りを感じており、苛立ちを募らせているのです」とコメントしている。21日に組合側は、再びストをするかどうかを話し合う予定。

 NSW州野党救急サービスのスポークスマンであるグレッグ・アプリン氏は、州政府が賃金闘争を解決できないためにストが決行されたことを批判しており、「消防隊員が安易に職務を放棄するようなことはない。モリス・イエマ州首相がこの問題に介入し、解決を図るべきだ」とコメントしている。

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