【メルボルン16日AAP】ガソリンスタンドで料金を支払わずに走り去るドライバーが増えており、VIC州では被害額が1週間あたり30万ドル近くに達している。急増の理由は、ガソリン価格の高騰によるものだとみられている。
ガソリンスタンド経営者らは、ガソリン価格が1リットルあたり1ドル50セントほどであるため、ドライバーへの負担が非常に大きいと語っており、家族連れが料金を支払わずに逃げるケースも増えているという。カルテックス・ディアパーク店の経営者リチャード・コーシック氏は「以前は、迷惑運転をする25歳未満の若者たちが深夜にするようなことでしたが、今は高いガソリン代を支払えない人々が経済的な理由からするようになりました」と語っている。
また、メルボルン北部のガソリンスタンド経営者は「通常は水曜日にガソリン価格が上がるので、料金を支払わずに逃走する事件の大半は、その翌日の木曜日に発生しています」と証言している。