政治

ラッド首相、「判断ミスだった」 バーク氏からの会食の誘いに同意

 【キャンベラ18日AAP】ケビン・ラッド首相が2005年11月、不祥事を起こして問題となった元WA州首相のブライン・バーク氏から会食の誘いを受けた件で、同首相は自身の判断が誤りであったと認識するのに時間がかかったと述べた。

 首相官邸は17日、ラッド首相とバーク氏のメールのやりとりを公表した。

 そのメールによると、当時労働党の外交スポークスマンだったラッド首相は、香港での会議を控えていたため、スケジュールを理由にバーク氏からの会食の誘いを一度は断ったが、翌年に会食のスケジュールを変更するように求めた。

 ラッド首相は17日、WA州の汚職犯罪委員会(CCC)で問題となったバーク氏との会食に合意したことは、判断ミスだったと認めた。

 「バーク氏との会食に参加することに一度は同意したが、その後、この行為がもたらす影響を懸念し、考えを変えた」とラッド首相はABCラジオに語った。 外交上の任務を口実に会食を断り、翌年に延期するように求めたラッド首相だったが、その後バーク氏と会食する意志はなかったと話した。

 ラッド首相からバーク氏に送られたメールは全てラッド首相のスタッフによって書かれたものだが、それらは首相の指示のもとで行われていた。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら