【ブリスベン18日AAP】QLD州政府は18日、省エネを目的としたプロジェクトや技術に投資する企業に対し1億ドルの助成金を支給することを発表した。
同州政府は、省エネ目的のプロジェクトへの投資を活性化するためのスマート・エネルギー・セービングズ基金に5000万ドルを拠出する。これにはショッピングセンターに日光を取り込む設計や、ホテルのエアコンや換気装置の改善など、温室効果ガスの排出量を削減するためのプロジェクトが含まれる。
また、再生可能なエネルギー源の開発を行う企業を支援するため、政府は再生可能エネルギー基金にも5000万ドルを拠出する。アンナ・ブライQLD州首相は、豪政府は2050年までに温室効果ガスの排出量を2000年比で60%削減することを目標にしており、これらのプロジェクトが目標達成に貢献できるだろうとした。
「信頼性の高い再生可能エネルギーの利用を拡大しなければ、目標を達成することはできない。今はまだ必要な技術がないが、追求していく必要がある」とブライ州首相。
スマート・エネルギー・セービングズ基金への申請の締め切りは5月12日、再生可能エネルギー基金への申請の締め切りは5月26日。