【シドニー24日AAP】警察は、シドニー東部の海岸沿いにあるクロベリーの絶壁で24日夜、パーティーが開かれ、アルコールや薬物を摂取した大勢の参加者が崖から数メートルしか離れていない地点でダンスをするなどの騒ぎを起こしたと伝えた。
パーティーは同日深夜に開始し、会場にはテニスコートほどの大きさの岩のダンスフロアーが設置されていた。騒音苦情を受けた警察は午前3時ごろ、パーティーを閉鎖。ダンスフロアーには大波が打ち寄せていた。
コル・ベントン警察救助巡査部長代理は、会場への唯一の連絡手段は長い梯子だけだったため、300人の参加者を全員避難させるのに2時間を要したと話した。けが人は出なかった。
ベントン巡査部長代理は「パーティーの参加者や救助隊員にとって非常に危険な状況だった。参加者は崖や海岸から数メートルの距離にいた。打ち寄せる大波にさらわれ、海に飲まれて命を落としていた可能性が高い」と語った。
パーティーの責任者は22日から12メートルのスクリーン、照明、ダンスフロアーなどの準備を開始。警察は責任者の男に事情聴取を行っているが、現時点で容疑は明らかになっていない。
ベントン巡査部長代理は「違法なパーティーに出席することは愚かで無責任。無謀な行為」だとした。
クロベリーの絶壁でパーティーが開かれたのは12月以来2回目。