【キャンベラ25日AAP】ケビン・ラッド首相は25日、長期にわたる医療制度問題について取り組むための国家的医療・病院改革委員会を設立したと発表した。
ラッド首相は報道陣に対し「総選挙前、我々は国家的な医療・病院改革委員会を設立すると約束した。そして今日、公約の実現化に向けて行動を起こした。オーストラリアの医療・病院制度は抜本的な改革が必要」と語った。
民間医療保険会社のMBFの最高医学責任者であるクリスティーン・ベネット博士が同委員会の議長を務める予定。ベネット博士を始め、元政治家2名、ロブ・ノウェルズ元VIC州保健相、ジェフ・ギャロップ元WA州首相など、幅広い分野の医療専門家が委員会に召集される。
「我々は21世紀の問題を上手く処理できる医療・病院制度を確立したいと考える。これらの問題は勤労者世帯に直接的な影響を与える。現行の制度を部分的に改善することに意味はない。制度全体を細かく検討していきたい」とラッド首相。