【キャンベラ27日AAP】性的差別問題監査官エリザベス・ブロデリック氏は27日、国際的に繰り広げられる女性に対する暴力反対キャンペーンにオーストラリア人も参加するようにと呼びかけた。
今回のキャンペーンは、国際連合事務総長バン・キムーン氏によってニューヨークで開かれた国連女性の現状会議で発表されたもので、国連はwww.saynotoviolence.orgにある「Say No to Violence(暴力反対)」請願書へ最初に署名した10万人分に対して、1人当たり1米ドルを同活動へ寄付することを誓約している。
ブロデリック氏は、「女性に対する暴力は、国内でも深刻でありながら広範囲で見られる人権違反行為です。被害者の女性に多大な個人的負担を与えるだけではなく、我々全体の社会に社会的、そして経済的負担として押しかかってきています」と、オーストラリア人の同キャンペーンへの支持を求めた。オーストラリア女性の3人に1人は家庭内暴力の被害者だと推測されている。