【シドニー28日AAP】NSW州政府は、子供が同乗する車内を禁煙とすることや、店頭カウンターでのたばこ表示に新たな制限を与えることを含むたばこ改革一括法案を検討中。同案には、たばこ販売店の登録と許可にさらに厳しい制限を加えることや、たばこ業界のマーケティングや新たな販売法を広範囲において再検討することが含まれている。
同州の健康相補佐(がん関連)ベリティ・ファース氏は28日、同一括法案が一般市民からの意見を聞くために公表され、関係者の見解を法案に反映させるためにフォーラムを開催する意向を表明した。同氏は、「喫煙は多く種類のがんの発病率を高めます。がん死亡患者の5人に1人は喫煙が原因となっています」と、たばこの危険性を強調した。
NSW州がん研究所が3年間にわたって喫煙に対する一般市民の姿勢を調査した結果によれば、10人に8人が同改革案を支持しているという。同改革案は、一般市民の意見を聞くために健康相のホームページで2カ月間公開される予定。