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保健専門家「10代の女子生徒に学校で経口避妊薬を与えるべき」

 【メルボルン2日AAP】VIC州の保健専門家が、親に知らせずに学校で女子生徒に事後ピル(経口避妊薬)を与えるべきだとの意見を述べている。

 
 VIC州青少年保健センター所長のスーザン・ソーヤー教授は、若者にも内密に医療を受ける法的権利があり、少女たちが緊急経口避妊薬を飲むことができるようにするべきだと語っている。
 
 このような意見が出される背景には、VIC州の地方における10代の少女たちの妊娠率上昇がある。VIC州の地方都市スワンヒルでは、出産数のうち約10%が15~19歳の母親による出産で、セントラルゴールドフィールズでは14.5%に昇っている。専門家らは、地方における出産の低年齢化の原因として、社会経済的に恵まれていないことやアルコール摂取量の多さ、避妊具の入手のしにくさなどを挙げている。
 
 16歳までに50%の若者が性交を経験するとの調査報告があり、ソーヤー教授は「これは中値であるため、多くの青少年が16歳以下で性交を経験していることになります。10代の妊娠を防止するためには、様々な原因に取り組む必要があり、避妊はそのうちの1つです」とコメントしている。

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