【メルボルン6日AAP】オーストラリア長者番付7位の大富豪、リチャード・プラット氏が自らのがん体験について告白し、同じく前立腺がんを患い、先日手術を受けたばかりの元フットボール選手サム・ニューマン氏にエールを送った。
プラット氏は資産22億5000万豪ドルの大富豪であるが、1年半前に前立腺がんと診断され、死も覚悟した。現在、がんは小康状態にあるという。プラット氏はがん宣告を受けた時のことについて、「私は失望しました。予期していませんでしたから。健康診断で異常値が出たので精密検査を受けたところ、がんが発見されたのです。放射線治療を37回受け、その他の治療も受けました」と語っている。
来週で74歳になるプラット氏は、100万ドルを前立腺癌基金に寄付している。プラット氏は、世の男性たちに、この病気の検診を定期的に受けるように呼びかけており、前立腺がんの手術を受けたばかりのサム・ニューマン氏については「リンパ節や骨に転移していなければ、大丈夫だと思います。転移が起こらなければ、彼は普通の生活を送ることができるでしょう」とコメントした。