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幼い娘を失った夫妻、強盗に思い出のビデオ映像を盗まれる

 

 【メルボルン14日AAP】今月初頭に幼い愛娘を亡くしたメルボルン在住の夫妻が、盗まれたビデオ映像を取り戻したいと訴えている。

 オグルソープ夫妻が先月28日に入院中の娘エヴァちゃんを看病していた最中に、自宅に強盗が入り、宝石や現金、ビデオカメラ、デジタルカメラ2台、ラップトップ・コンピュータなどが盗まれた。エヴァちゃんは肺気腫でモナッシュ・メディカルセンターで集中治療を受けていたが、3月1日に生後4カ月半で他界した。強盗が入ったのは、エヴァちゃんが亡くなるわずか2日前だった。

 夫婦の切なる呼びかけにより、今月13日になって、盗まれていたラップトップ・コンピュータが夫妻の自宅の入り口フェンス下に置かれているのが発見された。夫妻はコンピュータが手元に戻ったことについては嬉しいものの、亡くなった娘の写真を再び見るのは悲しいことだったと語っている。夫妻はエヴァちゃんのビデオ映像も何とか取り戻したいと願っており、「映像の中にはクリスマス以降の娘の姿が映っています。彼女を失った今、私たちにとっては、かけがえのない物なのです」と呼びかけている。

 この事件について何らかの情報を持つ人は、クライム・ストッパーズ、電話番号1800-333-000、もしくはウェブサイトwww.crimestoppers.com.auまで連絡するよう求められている。

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