【キャンベラ16日AAP】連邦政府はキャンベラ北部の軍用地で400頭以上のカンガルーを安楽死させる計画をしており、日本の捕鯨活動を批判するオーストラリアのスタンスと矛盾する態度に非難が集中している。
カンガルーの安楽死計画に反対する約70人が現在、その軍用地を封鎖している。
日本のテレビやラジオは、カンガルーの殺りく計画に反対する抗議活動に焦点を当て、日本の捕鯨に対するオーストラリアのスタンスと関連させて報道している。日本のテレビ局の記者、飯島浩樹氏はニューズ・リミテッドに対し、日本国民はオーストラリアのカンガルーの殺りく計画を矛盾行為とみていると語った。
ラッド氏は、捕鯨活動に対するオーストラリアの立場を擁護したが、カンガルーの安楽死計画に関して詳細を述べることを控えた。「捕鯨活動に対する我々の姿勢は国際捕鯨委員会やそのほか関連のある国際条約の本質に関連している」とラッド氏。