【シドニー18日AAP】モリス・イエマNSW州首相は18日、125億ドルを拠出して2017年までにシドニー市と北西郊外を結ぶヨーロッパ式地下鉄を建設予定であることを発表した。
地下鉄はラウス・ヒルからキャッスル・ヒル、エピング、ドラモイン、ピアモントを通り、シティーのセント・ジェームズ駅までの全長38キロで、駅数は17箇所。鉄道の大部分は地下にあり、12の駅はバス、シティー・レイルなどへの乗り継ぎが可能。
2010年に建設が着工し、2015年にキャッスル・ヒルとエピング間が最初に運行する予定。2017年には全線で運行が開始する。
「国際的な都市には効率の良い地下鉄が必要」とイエマ州首相。
運行頻度が高い地下鉄では1階建ての車両が使用され、車両には複数のドアがあり、乗客はスムーズに乗り降りができる。
観光・交通フォーラム(TTF)は「ついにシドニーに地下鉄システムが導入されることをうれしく思う」と同計画を歓迎した。
地下鉄の列車は毎5分ごとに運行し、ラウス・ヒルからシティーまでの所要時間は最高45分短縮される。