【シドニー20日AAP】20日付のフェアファックス系紙の報道によると、カラフルなデザインで知られる豪有名デザイナー、ケン・ドーン氏がコモンウェルス銀行から受けたいい加減な情報のために資産の4分の3を損失。これに対しドーン氏が同銀行を相手に5300万ドルの賠償請求を起こしていることが明らかになった。
ドーン氏は、同銀行の投資アドバイザーが2001年から2005年までの間、同氏の指示通りに資産運用を行っていればドーン氏と妻のジュディスさんの信託財産は6150万ドルになっていたはずだったと主張。実際は800万ドルしか残っていなかった。
また同報道は、ドーン氏は有力銀行の経験豊かな責任者に任せることで安全に資産運用が行われ、健全な利益を生む企業へ投資されるものと思っていたが、実際は得体の知れない企業、団体への投資が数多く行われていて、そのことが後になって発覚したことを伝えている。現在では、その投資先の多くが無価値になっているという。
ドーン氏は、6年間にわたるこれらの投資アドバイスに対して200万ドル近い手数料を支払っていた。