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乗用車が道路脇に転落、12時間後にようやく救出される

 

 【シドニー22日AAP】TAS州で22日、乗用車が道路脇へ転落する事故が発生したが、誰にも気づかれなかったため、事故から12時間後にようやくけが人が救出された。TAS州警察によると、重傷を負った男性が意識を取り戻して携帯電話で救助を求めたため、発見に至ったという。この事故で乗用車を運転していた男性(45)が重傷を負っており、助手席に乗っていた女性(45)は死亡している。

 事故を起こした乗用車は、22日午前零時過ぎに、TAS州ラトローブ近郊のバス・ハイウェイを走行中に対向車線にはみ出し、そのままコントロールを失って道路脇へと飛び出し、7メートル宙を舞って土手を転げ落ち、道路から34メートル離れた木立の間で横転した状態で止まった。乗っていた男女2人は意識を失い、誰も事故には気づかなかった。

 22日午後1時ごろになって、男性が意識を取り戻し、携帯電話で救助を求めた。救急隊がハイウェイ沿いに事故車両の捜索を行い、重傷の男性を発見してマージー総合病院に搬送した。なお女性は現場で死亡が確認された。警察は運転手の疲労が事故の一因とみている。

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