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高齢者への虐待や介護放棄が大幅に増加

 

 【メルボルン23日AAP】連邦政府の調査で、高齢者への虐待や介護放棄の事例が大幅に増加していることが明らかになった。また、全体のうち最大の割合を占めたのはVIC州だった。ニューズ・リミテッドによれば、報告事例の中には、深刻な身体的暴行、医療の不行き届き、介護の怠慢などの容疑が含まれており、調査が行われている。

 2007年7月から12月末までに老人介護監査局が高齢者に対する虐待容疑で行った調査件数は、オーストラリア全体で3947件にのぼっており、このうち418件は身体的もしくは性的な虐待に関するものであった。この数は2年前と比較して3倍となっている。

 ジャスティン・エリオット高齢者大臣は、老人ホームや老人介護施設の職員に対する警察の検査が、今後増加されることになると述べており、「私たちには虚弱者や高齢者を介護する責任があります」とコメントしている。

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