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専門家、医療分野に5万人の研修生投入を歓迎 病院へ増資の必要性を指摘

 【キャンベラ26日AAP】ケビン・ラッド首相はアデレードで26日に開催されるオーストラリア政府間協議(COAG)で、医療分野に5万人の研修生を新たに投入することを発表する予定。

 このイニシアチブは、慢性的な労働力不足に悩む歯科医療、介護、先住民のケアなどがターゲットとされる。

 オーストラリア医療・病院協会は、公立病院への入院需要率は過去10年で25%上昇し、医療サービスの需要が急激に高まったとした。同協会の会長、プル・パワー氏はABCラジオに対し「5万人の研修生が適切に配置されれば、医療の現状は大きく変化する」と今回の計画を歓迎した。一方で、パワー氏は公立病院の老朽化が進んでおり、病院設備を新しくするための投資が必要と問題点も指摘した。 

 医療サービスの労働組合会長のマイケル・ウィリアムソン氏は、「人口の高齢化が進み、医療サービスの需要が高まる中、病院は危機的状況に陥っている。研修生5万人の投入計画は医療分野において大きな変化をもたらすだろう。地方の学生が都市に集中しないように、地方を中心に研修生を配置して欲しい」と述べた。

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